宝塚月組 退団を発表した鳳月杏さんに感じる“男役の美学”

宝塚

退団発表

本当に今日は驚きましたね。

月組トップスター 鳳月杏さん の退団発表。

「ついにこの日が来てしまった」と、

ショックを受けているファンの方も多いのではないでしょうか。

鳳月杏さんとの出会い

私が鳳月杏さんを初めて知ったのは、

生の舞台ではなく、スカイステージでした。

ショーのワンシーン。

ふと映ったキメのお顔。

「えっ…今の方、誰?」

画面越しでも伝わる男役の色気と空気感。

でも、その時はまだお名前もわかりませんでした。

しばらくして、月組公演を観劇した時に、

「あっ!あの時の方だ!」

と気づいたのが、鳳月杏さんでした。

そこからは、公演を観るたびに

自然と目で追ってしまう存在になりました。

宝塚の古典的な男役像で、

舞台に立つだけで空気が締まる。

そんな独特の存在感を持った男役さんでした。

鳳月杏さんプロフィール

鳳月杏さんは2006年に92期生として宝塚歌劇団に入団。

宙組公演『NEVER SAY GOODBYE』で初舞台

月組に配属。

22019年花組に組替え

2022年に月組へ組替え

2024年には月組トップスターに就任しました。

遅咲きのトップスター

入団19年目でのトップ就任。

これは宝塚史の中でも最も遅い

遅咲きのトップスターでした。

だからこそ、鳳月杏さんの男役は

「完成されていた」のだと思います。

お芝居は繊細で安定感がある。

歌も上手く低音の響きが美しい。

ダンスは男役のゆとりと色気がある。

そして何より、安心して観ていられる。

三拍子揃ったトップスターです。

宝塚では時に、下級生が大抜擢され

トップスターになることがあります。

まだ荒削りな男役が、

トップとして成長していく姿を

見守る楽しさも宝塚の醍醐味です。

けれど一方で、鳳月杏さんのように、

長い年月をかけて男役を磨き上げ、

完成された状態でトップになるスターさんには、

また別の魅力があります。

二番手時代には、下級生のトップスターを支えました。

上下関係の厳しい宝塚の世界で、

それは決して簡単なことではなかったと思います。

それでも決して腐らず、舞台で結果を出し続けた。

その積み重ねがあったからこそ、

トップスター就任が決まった時多くのファンが

「ようやく鳳月杏の時代が来た」

と心から喜んだのではないでしょうか。

最近の月組公演を観ていても、

鳳月杏さんには「円熟した男役の美学」があり

若さだけでは出せない深み。

経験を重ねたからこその包容力。

そして、舞台全体を支える安定感。

まさに「大人の男役」

こういうスターさんがトップに立つ宝塚も、

やはり素敵だなと思います。

最後に

退団は寂しいです。

でもきっと最後まで、鳳月杏さんらしい、

品格ある舞台姿を見せてくださるでしょう。

残された時間、

一公演一公演を大切に目に焼き付けたいと思います。

そして私は、

あの時の「ショーのキメ顔」を忘れないと思います。

今日もありがとうございました。

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