宝塚大劇場へ貸切交渉に行った話【私の宝塚アーカイブス⑦】

宝塚

今回は宝塚大劇場の

貸切公演の交渉に行った時のお話です。

星組貸切公演

先日、にしたんクリニック運営会社による

東京宝塚劇場の貸切公演がSNSで話題になっていましたね。

星組トップスター・暁千星さんのアドリブも大きな反響を呼び、

「貸切公演ってやっぱり特別だな」

と感じた方も多かったのではないでしょうか。

そんな話題を見ながら、

私はある出来事を思い出していました。

貸切公演の交渉へ

それは、以前私が役員をしていた会社でのこと。

営業部長からこんな提案がありました。

「お客様感謝祭、そろそろ形を変えてみませんか?」

それまでは毎年、

高級ホテルのボールルームで芸能人を招いた華やかなパーティー。

それも十分魅力的なイベントでしたが、

「もっと心に残る体験を」という想いから出てきたのが

宝塚大劇場ご招待キャンペーンでした。

当時、会社として応援しているジェンヌさんがいたこともあり、

その方の組での貸切公演に向け

営業部長と共に

宝塚大劇場へ交渉に向かいました。

担当者の言葉に感動

交渉の席で聞いた

宝塚大劇場の担当の方の言葉が、

今でも忘れられません。

その方はこうおっしゃいました。

「私は阪急電車から出向してきたばかりで、

歌劇団のことはまだ詳しくありません」

そう前置きされたうえで、

「うちの生徒たちは、

毎日の舞台を本当に頑張って務めています。

ですので満席にしてやりたいのです。

貸切公演をしてくださる企業の皆様には、

できれば満席にしていただきたいですが 

少なくとも客席を8割から9割は

埋めていただきたいとお願いしています」

そうおっしゃていました。

私はその言葉に感動し、

担当者の方がそういう気持ちでいてくれている事が

嬉しくて、

仕事を忘れすっかり宝塚ファン丸出し

になってしまったことを覚えています(笑)

宝塚の舞台に立つ生徒さんたちを

裏側で支える方が、こんなにも真剣に想っている。

その姿に心を打たれました。

宝塚の殿堂

交渉のあと、

「ぜひ宝塚の殿堂をご覧ください」

とご案内いただきました。

そこで起きたのがまさかの出来事。

なんと私、

担当の方に解説してしまったのです(笑)

展示を前に、つい熱が入り

気づけば

「これはですね…」と説明を始めている私。

すると担当の方が一言。

「とても勉強になりました」と…。

最終的には、他スポンサーとの兼ね合いもあり、

貸切公演は実現しませんでしたが、

あの日のやり取りは、今でも忘れられません。

宝塚は人の想いでできている

舞台に立つ生徒さんたち。

そして、それを支える人たち。

そのすべての想いが重なって、

あの美しい舞台が作られているのだと、

改めて感じた一日でした。

今日もありがとうございました。

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