久米宏さんの訃報にふれ~若い日の思い出「ザ・ベストテン」

フリーアナウンサーの 久米宏 さんが亡くなったというニュースをみた。


私の中で久米宏さんと言えば、やはりあの伝統の歌番組 ザ・ベストテン だ。

私がまだ二十代だった頃のこと。
当時の私は、いま思い返しても笑ってしまうほどの筋金入り推し活をしていた。
大好きだったのは マッチ(近藤真彦 さん)


テレビ局や原宿の合宿所に通うほどで、

東京にあるテレビ局はすべて知り合いやコネを頼って収録スタジオに入れてもらっていた。


スタジオでの収録見学、プロデューサーに連れられての楽屋訪問。
いまでは考えられないほど、恵まれた経験をさせてもらった。

ありがたいことに、マッチも私のことを覚えていてくれて言葉を交わすこともあった。
ファンとスーパーアイドルという距離間の中、幸せな時間だった。

そんな中で実現したのが、「ザ・ベストテン」の見学だった。
知り合いだった浅草の芸者さんが TBS の取締役の方を紹介してくださり、

特別にスタジオを見学せてもらえることになった。


「ザ・ベストテン」は生放送。
マネージャーでさえスタジオに入れず、もちろん見学の私も入れない。
プロデューサーたちが番組を進行する調整室からスタジオを見ることになった。

生放送の張りつめた空気。秒単位で進む進行。


緊張感の中ドキドキしながら見ていたあの日の事を今懐かしく思い出した。

放送が終わると、スタジオのドアの前に案内され出演者が出てくるのを待った。
すると 松田聖子 さんが「誰待ってるの?」と声をかけてくれたり、

田原俊彦 さんが「オレ待ってたの?」
「違う、マッチ」
「なんだよー」
なんてかまってくれたり。

本命のマッチは「また来たのかよー」なんて憎まれ口を叩きながらも

ちゃんと握手をしてくれて、「またな!」

と言い残して去っていった。

私はもう大満足で、ニコニコしながら立っていたら
久米宏 さんと 黒柳徹子 さんがスタジオから出てこられた。

「お疲れさまでした」と声をかけると、

久米さんが「応援しているタレントさんに会えたの?」

と、やさしく声をかけてくださった。

一人の若いファンにそんな言葉をかけてくれたこと。今も心に残っている。

若かった頃の少し無鉄砲で、でもキラキラしていた懐かしい思い出。

久米さんの訃報に触れ、あの時代のことがよみがえってきた。

今思うと夢のような贅沢な推し活だった。

久米宏さんの訃報に触れて、思いがけずよみがえった若い日の記憶。

昭和がまたひとつ静かに幕を閉じたのだと感じる。

心からご冥福をお祈りします。

🍀おまけ
夢中でマッチを追いかけていたあの頃。
私はマッチのマネージャーとお付き合いしていました(笑)

付き合っていたからって、スケジールを教えてくれるとか

何か優遇してくれるわけでもなく逆に何を聞いても教えてくれない。

テレビ局のスタジオも知人の力を借りたり努力して自力入れてもらったのに

スタジオで会うと嫌な顔をして「来るな!」っていつも怒られていました。


今だから書ける、ちょっとした裏話です。

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