私の宝塚アーカイブス その3「ハプニング集①」

宝塚

宝塚ハプニング集5選

~ 生の舞台だからこそ起こる、忘れられない瞬間 ~

長く宝塚を観劇していると、時折さまざまなハプニングに出会うことがあります。

生の舞台だからこそ、日々想定外の出来事が起こるもの。

今回は1990年代を中心に、

私が実際に観たハプニングを5つ振り返ってみたいと思います。

昔のことなので記憶が曖昧な部分もありますが、どうぞご了承ください。

1.地震 !東京宝塚劇場

何の公演中だったかは覚えていませんが、

お芝居の途中で地震が起きたことがありました。

比較的大きな揺れで場内はざわつき、一瞬騒然とした空気に。

それでも舞台上ではまったく動揺することなく、

芝居が続けられていました。

しばらくして緞帳が下り「この建物は安全なので大丈夫です」とのアナウンス。

揺れがおさまり、安全が確認されると再び舞台が再開されました。

何事もなかったかのように演じ続ける生徒さんたちの姿に、

強いプロ意識を感じた出来事でした。

2.セリに衣装が挟まる

1989年月組「新源氏物語」のプロローグ。

舞台から上がっていたセリが下がる際、舞台とセリの間に

トップ娘役・こだま愛さんの着物の裾が挟まってしまいました。

必死に引っ張って抜けたものの、見ているこちらは心配で冷や汗もの。

大事に至らず本当に良かったと記憶しています。

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3.新人公演での思わぬ一言

星組・東京宝塚劇場「若き日の唄は忘れじ」新人公演

東京公演で主役だった神田智さんが滑って転んでしまいました。

本来は相手に「大丈夫か?」と声をかける台詞のはずが、

逆に相手役から「大丈夫か?」と言われてしまい、場内に笑いが広がりました。

この一瞬の笑いで、新人公演特有の張り詰めた緊張がふっと和らぎ、

生徒さんも客席も優しい空気に包まれたのを覚えています。

大劇場公演の新人公演主役は、湖月わたるさんでした。

4.フィナーレのかつら事件

「ベルサイユのばら」フィナーレ、デュエットダンスの最中のこと。

大階段の上で、男役さん(女役をしていた)のかつらがずれてしまい、

取れそうになりながらも押さえて踊り続けていました。

どなただったか覚えていませんが、その姿にハラハラしつつも、

最後までなんとか踊り続け本人も会場もちょっと笑ってしまったことも。

その後の別公演でも、女役で踊る男役さんのかつらがずれてしまう場面を

見たことがあり、慣れないかつらで大変なんだなと。

5.リフトで落とすヒヤリ体験

星組公演のフィナーレ、紫苑ゆうさんと白城あやかさんのデュエットダンス

リフトに失敗してしまい、

白城さんが落ちてしまうというヒヤリとする出来事がありました。

客席は一瞬息をのみましたが、その後は何事もなかったかのように踊り続けるお二人。

最後に紫苑さんが「ごめん」というような表情を見せていたのが、

とても印象に残っています。

デュエットダンスは華やかな反面、常に危険と隣り合わせ。

何度かリフト失敗を目にしたことがありますが、

大きなけがにつながらなかったのは本当に幸いでした。

思い返せば、まだまだたくさんのハプニングがありました。

また別の機会に書いてみたいと思います。

宝塚のすごいところは、どんな出来事が起こっても舞台を止めないこと。

何事もなかったかのように役に集中し続ける姿勢は、

日頃の厳しいお稽古の賜物なのでしょう。


観るたびに、舞台人としての強いプロ意識を感じずにはいられません。

生の舞台だからこそ出会える、忘れられない瞬間。

それもまた、宝塚の魅力の一つなのだと思います。

ありがとうございました。

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