おひとりさまの終活を考える
今日は「おひとりさまの終活」についてお話したいと思います。

おひとりさまの終活は、もう特別な話ではない
今日、フィットネスクラブで休憩をしていた時に、ふと目に入った
「おひとりさまの終活」という記事。
読んでいて、これは決して他人事ではないと感じました。
私たち夫婦には子どもがいません。
妹夫婦にも子どもはいません。
跡取りがいないという現実の中で、
実家のこと、お墓のことをどうするか。
そんな話題が自然と出てくる年齢になりました。
今は連れ合いがいても、どちらかが必ず「おひとりさま」になる。
だからこそ、このテーマは確実に自分ごととして胸に響きました。
増え続ける「おひとりさま世帯」
記事によると、生涯独身、離婚、死別などにより
「おひとりさま」として暮らす人は年々増加しています。
国立社会保障・人口問題研究所が2024年に公表した
「日本の世帯数の将来推計」では、
・2010年 単独世帯 約1,678万世帯(全体の32.4%)
・2020年:単独世帯 約2,115万世帯(全体の38.0%)
・2050年:単独世帯 約2,330万世帯(全体の44.3%)予測
約2世帯に1世帯が単独世帯になる時代が、もうすぐそこまで来ています。
終活は「亡くなった後」だけの話ではない
高齢になると、病気や事故、孤独死のリスクが高まります。
かつて終活といえば、
お葬式やお墓の準備が中心でした。
けれど、人生100年時代の今、
終活の意味は大きく変わってきています。
おひとりさまが直面するのは、
- 認知症などで判断能力が低下したとき
- 介護が必要になったとき
- 入院や施設入所が必要になったとき。
「生きている間の備え」が大切です。
おひとりさまが直面する現実的な壁
高齢期のおひとりさまが直面するのは、
「身寄りがない」「親族と疎遠」という現実。
例えば、
- 病院への入院や介護施設への入所時に求められる身元保証人
- 賃貸契約の更新
- 高額な家財の処分
- 判断能力が衰えた際の財産管理
一人で抱えるには、あまりにも重たい課題が並びます。
生前の備えとしての法的サポート
記事の中で紹介されていたのが、
成年後見制度です。
「法定後見」
- 判断能力が低下した後に開始
- 家庭裁判所が後見人を選任
「任意後見」
- 元気なうちに契約
- 信頼できる人や専門家を自分で選べる
また、民間企業や社会福祉協議会による
入院時の保証人代行や生活支援サービスも、
現実的な選択肢のひとつになっています。
「元気なうちに決めておく」
その大切さを改めて考えさせられました。
死後のことも、きちんと考えておく
自分の死後、
- 誰が部屋を片付けてくれるのか
- 誰が供養してくれるのか
そんな不安が心に浮かびます。
そこで紹介されていたのが
死後事務委任契約。
これは、
- 葬儀・埋葬
- 遺品整理・家財処分
- 賃貸契約や公共料金の解約
- 医療費の精算
- SNSやデジタル情報の削除
こうした死後の事務を、第三者に正式に託す契約です。
自治体による新しい終活支援
最近では、自治体独自の取り組みも始まっています。
例えば、
- 横須賀市
「わたしの終活登録」
緊急連絡先やエンディングノートの保管先などを市に登録 - 名古屋市
「あんしんエンディングサポート事業」生前の預託金をもとに、死後のを自治体が支援(低所得の一人暮らし高齢者を対象)
行政が「その人らしい最期」を支える時代になりつつあるのだと感じます。
最後に大切なのは、人とのつながり
制度や契約も大切ですが、
もうひとつ忘れてはいけないのが、
日常の人との関係性。
・近隣の方と挨拶を交わす
・地域の行事に顔を出す
そんな小さな積み重ねが、
緩やかな見守りのネットワークになります。
おわりに
「おひとりさまの終活」は、
決して暗い話ではありません。
これからの人生を安心して、自分らしく生きて終わるための準備。
夫婦であっても、いつかは一人になるかもしれない。
だからこそ今、元気なうちに少しずつ考えて準備していきたい。
そんなふうに思った一日でした。
今日もありがとうございました。


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